
「同居」のイメージといえば「嫁イビリ!」「姑いじめ!」というのが、未だ付きまとっているのも事実。
とはいえ昨今、『二世帯住宅』を建てるケースは徐々に増加しています。
その理由として、地価の高さ、不景気による雇用の不安、親の住まいのリフォーム時期に合わせての新築等々、経済的側面からの理由も大きいと思われます。
昔ながらのジメっとしたイメージを、合理性で払拭する『二世帯住宅』。
これは、親子が別々の『世帯』として暮らす住まいのこと。
二つの家族による一つの住まい、『二世帯住宅』。
同居が当たり前の時代から、核家族化が進んだ時代を経て、
いま敢えて二世帯住宅を建てるその本当の『理由』は何でしょう?
息子夫婦としては、
「実家に帰れば土地がある。マイホームを手に入れるためのハードルが低い…」
「子どもの面倒を舅、姑に見てもらって、外で働きたい…」
舅姑側からすると、
「息子と同居すれば、老後の心配もない…」
「孫に囲まれて、楽しく賑やかに暮らせる…」
等々。タテマエとしての経済的理由だけでなくウェットな打算面があったり、双方、なかなか口に出さない、出しづらい心情的ホンネが隠れていたりするのが同居問題でもあります。
しかし、この「ホンネ」こそが『二世帯住宅』の重要なメリットなのです。
裏返せば「ホンネ」には『二世帯住宅を建てたくない』デメリットも含まれているということですが。
デメリットを上回るメリットがあるか否か。それは自分たちで判断するしかないことではあります。
ただ、若い夫婦だけの子育てや共働きが容易でない事実や、いつか親が老い、健康を損なってしまうだろうことは、如何ともしがたい事実です。
『二世帯住宅』に一緒に暮らすことで回避できる問題、また受けられる恩恵の価値は、目先の損得勘定や皮算用では読みきれないものではないでしょうか。
将来のメリット。そしてデメリット。広く長い目で二世帯住宅を建てる『自分たちにとっての理由』を夫婦で明らかにすることが肝要なのです。